(半分までほとんど松本は出てこないので松本だけを見たいという方は途中まで飛ばしてください)
第9回シンデレラガール総選挙
ボイスアイドルオーディション
おつかれさまでした。(2回目)
結果が発表されてからあちこちで結果考察を見るようになりました。
(自分も前回やってるけどね↓)
で、考察の多くで見たのが
「砂塚あきらはなんだかんだ出番がある」
「登場時期が最近のアイドルほどキャラが立っていて認知されやすい」
「Pのアピール主戦場であるTwitterを見ていない層にどうすれば認知してもらえるか」
ですね。
あきらの出番に関しては、昨年りあむにボイスがついたこと、ユニット募集中(辻野あかり・夢見りあむとのユニット)がインパクト大きいこと、そもそもあかりやりあむと組ませようとするとあきらが筆頭であがってくることがあると思います。
キャラ立ちに関しては、まあ仕方ないでしょう。バンダイナムコのマーケティングとしてのキャラメイクは成功した、ということです。
最新型のほうが基本的に性能は優秀というのはロボットアニメでもスマートフォンでも自明ですから。
Twitterを見ていない層、もしくはTwitterをやっていない層に対するアピール方法は簡単です。
公式での出番が増える。これに限ります。
あきら・あかりがりあむのソロ曲コミュに出たこと、つかさが限定枠で出てきたこと。
公式コンテンツで出番があったことが、キャラ認知度の上昇とボイスがないということを知らしめたと言えるでしょう。
(あかりんごは文化の域まで達しているので再現性が難しいです)
では、今後のどうすればいいのか。
私は、
認知度を強烈に押し上げる
or
二次創作主導でキャラを立てる
これが必要だと思います。
認知度の押上げで言うならば、工藤忍と前回(第8回)のナターリアが挙げられます。
ただし手段は真逆です。
忍Pの動きとしては、とにかく忍の魅力アピールなどで足場を固めて認知度を押し上げようとしている、と個人的に思います。
「工藤忍というアイドルがいる!こんなに魅力的!でもボイスがない!」ということを3年ほど続けて、前回総選挙・今回ボイスオーディションでボイスが狙える位置までたどり着きました。
ナターリアは例の「スネーク動画」です。
動画が話題になることで、Twitter以外のSNSやSNSを積極的に使っていないライト層のプレイヤーにもナターリアの名前を認知させることができ、結果としてそれまでランクインしつつも最高で全体32位だった順位を全体9位、Pa3位まで押し上げ、ボイス確定につながったと思います。
このように見ると、忍は長期的戦略、ナターリアは超短期的戦略(というより一発ネタ)といった真逆の方法で認知度を上げた、ということです。
ただし、長期的だとそもそもコンテンツが継続しているのか、長期間動き続けることがモチベーション等維持できるのか。今回の総選挙では「盤外戦術に高額投資をやめるよう公式からの注意」が出されたため、ナターリア戦術は事実上不可能となるなど、どちらにしても不安要素を含んでいます。
お待たせしました。松本の出番です。
キャラを立てる、という点では間違いなくセクシーデリバリー松本…
もとい松本沙理奈でしょう。
2019年4月末に発生した二次創作「セクシーデリバリー松本」は、セクシー異文化交流を経て、松本沙理奈が7連続圏外から第8回で総合20位Co13位にランクイン、という前例のないランクアップに大きく影響を果たしたといって間違いないでしょう。
そして、二次創作の中で、自らを表す表現として「セクシー」を連呼し、謎のパワーワードを連発、挙句の果てに松本沙理奈といえばセクシー、セクシーといえば松本沙理奈というイメージを植え付けた結果、公式コンテンツにも大きな影響を与えました。
そこで、スターライトステージの中の一つ、「デレぽ」において、松本沙理奈の投稿はセクシーデリバリー松本以降どのように変化したのかを取り上げてみました。
デレぽを選出した理由としては、出番がボイスの有無の影響を受けにくいこと、母数がある程度確保できることがあります。
まず、単純な投稿数を見ても、デレぽ実装からセクシーデリバリー松本以前と比べると、セクシーデリバリー松本以後は約140%上昇していることが分かります。
また、松本沙理奈の投稿中、どれだけ「セクシー」のワードを使用したか、という点においては、セクシーデリバリー松本以前では、23回の投稿中たった1度しか使用していないのに対し、セクシーデリバリー松本以後は31回の投稿で20回「セクシー」を使っていることが分かります。
20倍、2000%の上昇です。
そして、1投稿で「セクシー」を使用している単純セクシー(1投稿に複数回セクシーがあっても1と数える)は、セクシーデリバリー松本以後15回となっています。
つまり、セクシーデリバリー松本以降、1投稿に複数回「セクシー」を使用している投稿が5回あった、ということです。
これらのことから、松本沙理奈の投稿中における「セクシー」を含む割合、セクシ率は、セクシーデリバリー松本以前では4.3%だったことに対し、セクシーデリバリー松本以降は65%となっており、1投稿における「セクシー」を含む割合の単純セクシ率は、セクシーデリバリー松本以前では4.3%(セクシ率と差無し)だったことに対し、セクシーデリバリー松本以降は48%となっています。
結論として、セクシーデリバリー松本以降、デレぽにおいて松本沙理奈の「セクシー」の使用数や投稿における「セクシー」の割合は飛躍的に上昇していることが分かります。
… 圧倒的すぎるだろ
計測していて、自分でもまさかここまで2018年の沙理奈さんがセクシーと言っていなかったこと、セクシーデリバリー松本以降、公式が明らかに沙理奈さんを「セクシー」というイメージで見るようになったことは正直予想外でした。
そもそもシンデレラガールズ初期の人気は、二次創作であんきら(双葉杏・諸星きらり)が牽引していたようなところがあり、それを積極的に公式が取り入れた、と言っても過言ではないと思います。(最初期はキャラ同士の絡みというものはほとんど存在しなかった)
アイドルマスターという視点で見ても、キャラを演じている声優さんの好物がキャラの好物になっていたりするなど、コンテンツとして二次創作や声優ネタを取り込みやすいところがあります。(それで失敗したこともある)
そのため、セクシーデリバリー松本で松本沙理奈は「セクシー」キャラとして確立したことが、公式での出番増加につながった、と見ることができます。
つまり次回総選挙にむけてできることはわかりましたね?
筆を執れ。創作をやれ。
絵や漫画だけが創作じゃない。
でも画力は欲しい。