上井零留のたぶんアイマスときどきそのほか

書きたいときに書きたいことを。たぶんほぼアイマスの話。

SfC考察ーサプボラッシュが来るかもしれない

          
 「Stage for Cinderella」(以下SfC)、予選お疲れさまでした。
今回初めて行われたSfCですが、これまでのシンデレラガール総選挙から変更点が多く、現時点でも「予選終了」という状態で、まだ選挙戦は続いています。
 そこで、予選終了の段階ではありますが、これまでのSfCの感想と考察を新鮮なうちにまとめてみました。
(この記事はあくまで一個人の「感想」と「考察」であることを了承できる方のみ読み進めてください
また、一部批判的な内容や根拠に乏しい「考察」があることも重ねてご理解ください)

 

感想

期間が長かったので、途中でダレました。
昨年の7月25日から今年の4月16日まで約10か月(途中のインターバル期間含む)

さらにここからプレーオフと本選が控えるという長期間の選挙は、シンデレラガールズのみならず、アイドルマスター全体でみても大胆な試みです。
そのため、これまでのシンデレラガールズ総選挙のような選挙活動を4セット、という予選は未知数で、実際の期間を終えた時の精神的な疲労は、想定していた以上に負担の大きいものでした。


私は担当アイドルが見事に4ブロックすべてに割り当てられたので、全期間選挙戦を行う必要がありましたが、Aブロック期間は副業でのトラブルと人事異動で選挙戦に集中できませんでした。


Bブロックの期間は開始前後がプロ野球日本シリーズと重なり、オリックス・バファローズの応援や現地観戦、オリックスが0勝2敗1引き分けから4連勝、試合内容も接戦に次ぐ接戦を勝ち抜け、大逆転の日本一(1995年以来26年ぶり、「バファローズ」としては史上初)となり、おりほーの嵐が吹き荒れ、それどころじゃありませんでした。

(ちなみに私はアイマスオリックスが被った場合、オリックスを優先する男です)


Cブロック期間でも人事異動の余波で選挙戦に集中することができませんでした。

結果的にSfCで唯一選挙戦をそれなりにできたのは、Dブロックのみでした。
これは私の事例ですが、私でなくても約10か月間アイマスにつきっきり、というのは難しいでしょう。


仮に担当アイドルが1人だった場合や、担当アイドル全員が同一のブロックだったとしても、残りの期間がダレていたでしょう。
担当がいないということはモチベーションにつながりにくいので。

 

考察‐なぜ今回のような長期間形式になったのか


 今回はシンデレラガールズのアイドルを4ブロックに分けて、それぞれで予選を行った後プレーオフを挟み本選でシンデレラガールを決定する、長期間に及ぶ形式です。
また、これまでの「投票券1枚につき投票できるアイドルは1人」から「投票券1枚につき投票できるアイドルは5人」という変更も行われました。


このような形式になった理由を私は、これまでようなシンデレラガール総選挙では、運営が欲しいデータ、今後の展開に当たって上層部に有効打を得られるようなデータを得られなくなったことに対するテコ入れの一環であり、プレイヤー・上層部・運営の「三方よし」を目指した方法だと思いました。


シンデレラガール総選挙は「プレイヤーサイドの決定がコンテンツに直接反映される」イベントです。

そして、順位によっては、シンデレラガールズ特有の事情である「ボイス実装」に関与できるため、

「シンデレラガール(=1位)狙い」

「ボイス圏内枠狙い」(総合順位5位以内、もしくは各属性3位以内)

の2極化が進んでいました。
実際に、第8回総選挙では未ボイスのアイドルがボイス圏内に4人ランクインしました。

(直前に実装されキャラ性が話題を呼んだ夢見りあむ含む)

これは、過去最も多い人数であり、あきらかに「ボイス狙い」の意向が働いています。
また、第9回・第10回のシンデレラガール総選挙では、本選とは別に上位3人がボイスを実装される「ボイスアイドルオーディション」が合わせて開催されました。

このため、本選では未ボイスのアイドルがランクインすることはありませんでしたが、

総選挙とボイスアイドルオーディションの投票権が別々であり、

ボイスに関係のない担当とボイスの欲しい担当の利害が一致することを利用した、本選とボイスアイドルオーディションの票を交換することで得票数を稼ぐ「票交換」が行われ、その中で口約束による投票トラブルが発生していることもありました。

総選挙のシステムは「票交換」を規制することができない仕組みだったため、運営としても、課金票が絡む票交換に対して、黙認するしかできなかったと思われます。


その結果、シンデレラガール総選挙で得られる投票データが、「ボイスのため」「票交換」という、本来想定した「人気投票」から離れたノイズが多く混じったものになり、運営として活用しにくいデータになっていたのではないでしょうか。


もっとも、これについて対応や対策をするのは、ルールを作った運営サイドの問題です。

 

そのため、今回のSfCは運営が活用しやすいデータを得られるように、

グループ分けの採用、投票券1枚当たり5人に投票できる、というルールを作ったのでしょう。
グループ分けと実質的な投票数の増加で、アイドルの得票数もこれまでより増加したと予想できます。

(今回は得票数ではなく得票率が公開されているため、票数の把握は不可能)


そして、「1回の投票で5人を選ぶ必要がある」というルールがなかなかに巧妙で、

「ボイスが欲しいアイドルに、ボイス実装済みで関係性のあるアイドルの担当が投票する」

(=自分の担当アイドル以外に投票する)

というような、ボイス狙いを優先した投票について、

「複数担当に同時に投票できる」

「グループが別なら投票券も各グループで独立している」

といった点で対応しています。また、投票に必要な5人の枠が埋まらないプロデューサーから流れ弾票を得る方が票交換よりも有効になり、票交換の優位性を大きく封じ込めました。


その結果、「ボイスのため」「票交換による投票」ノイズを、

「グループ分け」「5人の枠の穴埋め」で分散させたものがデータとして得られるため、本来の姿である「人気投票」に近いデータが得られるようになったと考えられ、それらの代償として選挙が長期化してしまったと考えられます。

 

結論

結果として、SfCの予選終了時点では3人のアイドルのボイス実装が確定し、プレーオフ圏内40人の中にボイス未実装のアイドルが10人ランクインしました。
そして、

「本選の楽曲イベントから半年以内にSfCの結果を元にしたサプボの発生」

と予想します。
(サプボ:サプライズボイス、特に事前に告知がない状態でいきなりボイスが実装されること。
過去には上条春菜佐々木千枝を筆頭とするデレアニ登場組、デレステのイベント予告でいきなりボイスが公開された早坂美玲など)


さすがに約1年間選挙をして選ばれたメンバーで楽曲を作成して次の総選挙へ、というのはないでしょう。
かといってあまりに早すぎるサプボはSfCの存在否定になりかねません。
ですが、今後SfCで集められた約1年間のデータを活用したなにかがあり、そこにサプボという可能性が入り込む余地は十分にあります。
当然ですが運営側には公開していないSfCのデータがあります。

そのデータの状況次第によっては、サプボが複数件発生することもあり得る、と考えられます。

 

SfCの結果データは、上記で述べた、プレイヤー・上層部・運営の「三方よし」データであると思います。

説得力を持ったデータを根拠にした施策を出すことで上層部に対して利益の期待を、

プロデューサー(プレイヤー)には供給を、

運営は施策を実行することでコンテンツの継続が得られます。
もしかするともうすでに動き始めているのかもしれません。

 


SfCを開催したことでシンデレラガールズの今後が良くなることを期待しています。

でももうさすがに1年間総選挙するのはちょっとかんべんな!